今年の抱負とかアブソⅩ巻のこととか

あけましておめでとうございます……ってもう月末だよ! 誕生日だよ!
また一つおっさんになりました。やったぜ!( 0`w0́)✧
…渋いおっさんに近づいていたらもっと喜べたんだけどなぁorz

ともあれ2016年も始まりました。
昨年の抱負である『旅行に行く』は長い夏休みの間に達成したので、今年の抱負は『〆切を破らない』にする……つもりだったんですが、先日発売した新刊で既に破ってしまったので別の抱負にすることに。

2016年の目標は『種を蒔く』です。
…もちろん農業的な方向じゃなく。
芽が出るかどうかはもちろん、その芽が大きな木に育つかどうかもわかりませんけども、先々を見据えて今年の内に蒔ける種は蒔いておこうかな、と。
…しばらく前の同業飲み会にてあるメーカーさんにご挨拶させて頂いた際、「うちで仕事したことありましたっけ? 似たような名前多いんで」と言われ、正直とても悔しいと思いをしたというのもその理由の一端ですが。
でも自分の力がもっとあれば名前も知られていたのかもしれないと考え、そういった意味でも今まで以上に頑張りたいなと思った次第。
ともあれ、アブソを疎かにしない範囲で今出来ることをいろいろやりたいなと思ってるので、のんびりと見守って頂ければ幸いです。


>新刊のアブソⅩ巻について

重大なネタバレの話なので文字色反転しています。



今回の音羽のエピソードは初期から考えていたものでした。
音羽の結末を草案時点で三代目担当K氏に伝えたところ、離れていく読者さんが絶対に居るから覚悟の上で書くようにと言われました。
かつて“メインヒロインの死”という起点から始まる物語を書いたといったこともあり、もちろんそのことは重々承知で今巻の結末を書いた次第です。
メインキャラの死はどうしても受け入れがたい人、本当に申し訳ありません。

さて、その音羽
もともとは大人しい性格の女の子として考えていたけれども、最終的にはよく笑う明るい子としての登場となっております。
成家先生のコミック版アブソで見せた笑顔の影響が大きく、そのため浅葉さんとも話し合って設定を多少調整しました。
序盤(第一部)の方で大人しい子といった書き方をしているのはそういった変更点があったためですね(0w0)
お兄ちゃん大好きという点についてはまったくブレなかったんですが。
セリフにはとにかく気を遣ったので、Ⅹ巻を読み終わった後に暇があればもう一度読み直して貰えるといくつか発見があるかもしれないですよと。
途中でサラと仲良くなったけども、実は初期の予定にありませんでした。
そもそもサラが初期設定に存在していなかったからなんですけどね。
結果的にはいいところに収まったのかな、と…。
ちなみに髪の色の変化は初期案に無く、浅葉さんと話し合った結果ああなりました。
アブソは髪色を極端に現実離れしないようにすると決めてあったんですが、音羽ベアトリクスもですが)は人に非ざる者ということで桜色に。
Ⅹ巻の中表紙の差分で茶色になってますが、桜色の音羽が印象に強く残ってるので話し合ってよかったなと。
さて、音羽の結末についてですが変わることはありません。
今後生き返ることなど絶対に無いと断言します。
ほんのちょっとでも期待している方が居られましたらごめんなさい。

エピローグの件について。
これまた初期から決めてあった設定なので辿り着けて本当によかったです。
…いや、まだこれからなんですが。
次巻のネタバレになってしまうので下手なことは書けないんだけども、アニメスタッフにはこうなる件は伝えてあったので、アニメ中にもこっそり描写を盛り込んだりして貰ってたり。初顔合わせのシーンとか終盤の絡みとか。
もちろん原作も1巻から地味にいろいろ描写しております。
お暇な方は先の音羽のことも含めて読み返していろいろ想像しながら11巻をお待ち頂ければと(0w0)
11巻の刊行は夏頃を予定してます。(新担当K氏が言ってた)
予定が変わったり決まったりしたらツイッターで呟くかと。
ともあれ次の巻もまた手に取って頂けることを願いつつ、今宵はこれにてのしのし(0w0)ノシ